内容説明
振り返った藤倉冬麻の視線の先、屋上の風が白い制服をはためかす。「君がここに居るから、帰ってきたようなものです」季節はずれの転校生は謎めいた微笑みを浮かべる。第一校舎屋上。吹く風に冬麻は、ごほ、とむせる。(なんだ、こいつ―?)学園祭を間近に控えた私立御城学園。知力体力ともにへっぽこ、史上最低<トップ3>藤倉冬麻17歳は、演劇部員の美春に泣きつかれ「オペラ座の怪人」に出演することに。怪人役に抜擢され張り切る冬麻だが、周囲では照明装置の突然の落下、部員の事故など不審な事件が相次ぐ。「呪いだ…紫の呪い…!」次々に起こる事件は、事故死した演劇部員の呪いなのか? 一方、時を同じくして現れた謎の転校生柿崎。理事長令嬢・都の婚約者だという柿崎の出現と、冬麻を避け始めた都に、冬麻は動揺するが―!? 仮面の向こうに隠された真実の心。忘れられない大切な想いがあるのは、不幸なこと?
感想・レビュー
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