内容説明
この本はサラリーマン社会の閉塞を嘆じるものではありません。「上司は思いつきでものを言う」ということが、なぜ起こってきたのかを、儒教の伝来まで遡り、とてもスリリングに解剖していく本です。日本の男たちが、なぜ戦国時代と幕末維新の時代ものが好きなのか。こんな「なぜ」も見えてきます。そして、では日本はどうするのか――「現場」の声を聞く能力の復活に向けて、上司のみなさんにも、懇切丁寧な今後の道中案内の書であります。【目次】はじめに/第一章 上司は思いつきでものを言う/第二章 会社というもの/第三章 「下から上へ」がない組織/第四章 「上司でなにが悪い」とお思いのあなたへ/あとがき
目次
はじめに
第一章 上司は思いつきでものを言う
第二章 会社というもの
第三章 「下から上へ」がない組織
第四章 「上司でなにが悪い」とお思いのあなたへ
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
139
サラリーマンの経験のない人がこのような書物を書くとは思いませんでした。ノウハウというよりも、橋本さんがさまざまなメディアなどから得た情報をもとにした日本の企業社会への一つの社会論というか文化論だと思います。ですのであまり深刻にとるというよりもこのように会社以外の人や外国人は見ているのだなあと考えればいいのでしょう。一つの読み物として読みました。2016/01/08
ehirano1
105
再読なのですが、こんなに面白かったっけ?と思うほど面白かったです。ロジックから結論への飛躍(これこそが本作の胆)が兎に角興味深いです。問題に対する分析と対応策、ひいては今後の進め方が独特で目を引きました。2021/06/06
佐島楓
50
ざっくりバッサリいきすぎかな、とは思うけれど、責任を取りたがらないうえにプライドが高い日本人の欠点を端的に示していると思う。2015/06/07
hatayan
48
上司は現場を離れていてなおかつ現場を包括、正しい方向に組織を導くべく部下を適宜指導するのが役割。しかし部下の提案に欠点や足りないところがなければ上司は自分の優位性が傷つけられたと複雑な思いを抱き、ことの本質とは関係のないどうでもいいことを思いつきで言う。 そういう上司に部下は正面から接するのではなく、その理不尽に呆れて適度にスルーするのが適切な処世術。後半は儒教の考え方を引いて上司が陥りがちな罠を解説。やや冗長な感はありますが、上司と部下の立場を経験した者にとっては「あるある」と頷くところがあります。2019/06/27
♪みどりpiyopiyo♪
46
これも以前読んだ本。 理不尽な事への対応って難しいよね。否定の言葉を使わずに否定の意志を示すことができれば、後々気持ち良く過ごせると思うんだ。 相手が上司の場合だけじゃなく、受け入れられないことを誰かに言われたら、橋本治に倣って「えーーーーー?」と ただただ呆れてみよう。 この「えーーーーー?」を身につけられただけでもこの本読んで良かった。人生の大きな財産です。




