中公新書ラクレ<br> 世界の紛争地ジョーク集

個数:1
紙書籍版価格
¥792
  • 電子書籍
  • Reader

中公新書ラクレ
世界の紛争地ジョーク集

  • 著者名:早坂隆【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 中央公論新社(2013/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121501240

ファイル: /

内容説明

紛争、圧政、貧困の地で生まれる無数の悲劇。そこで民衆の心を絶望、怒り、憎しみから解放してきたのは、笑いだった。援助物資や深遠な哲学よりも、一つのジョークの方が民衆の力になることがある。決して誇張ではなく、笑いには世界を救い、戦争にも独裁にも負けない強靭な精神を養う力がある。本書には、イラク、パレスチナ、北朝鮮を始めとする、逆境下の民衆が生み出した秀逸なジョークを多数収録した。もちろん日本人のストレス解消にも役立つ。

目次

第1章 中近東(イラク パレスチナ ほか)
第2章 旧ソ連(ロシア エストニア ほか)
第3章 東欧(チェコ ポーランド ほか)
第4章 国を持たない人たちのジョーク(ロマ(ジプシー)
クルド人)
第5章 アジア(朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)
ミャンマー ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月讀命

52
地球上には多くの紛争があり解決する糸口さえ見いだせない。宗教戦争、民族紛争、領土問題は多々存在し、報復が報復を呼び、それによって齎される憎悪、悲劇、絶望が後を絶たない。人間はその様な境遇にあっても、一寸した笑いが多くの人々を和ませる。今は圧政下にあり大きな声で言えない様な真実をジョークとして囁き合っている事も、将来大声で笑い飛ばせる様な社会になってもらいたいものだ。日本に於いても、竹島や尖閣諸島の領土問題がマスコミで取り上げられているが、ジョークにしたらどんなものになろうか。一寸興味深いものである。 2010/12/20

Humbaba

12
紛争地であっても,笑いというものは存在している.いや,むしろ紛争地だからこそ,自分たちの置かれた境遇を笑い飛ばそうとする.例え今は大声では話せないようなジョークでも,社会が変われば笑いあうことができるだろう.2011/08/27

ikedama99

8
面白いというよりも、これが笑いの種になるのかという思いを持つのが多かった。ハンガリーの「ハンガリー人とロシア人の会話」、ルーマニアの「配給の列」が、皮肉もこもっていて、自分には笑いがあった。ひな形のようなものもあるようだ。世界共通のネタもあるようだ。2019/07/28

ふろんた

8
シビアな状況であるほど、ジョークも効いてますね。2013/05/06

α0350α

7
酷い環境でも少し笑いがあるというのは良いですね。その国の背景とか勉強になる上に笑えるモノが多くて楽しめました。これを集めようと思った発想がすごいですね。2016/08/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/491817
  • ご注意事項