教師の本分―生徒と我が子の入学式、どっちが大事か?

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784620322735
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

尾木ママのブログが炎上!
物議を醸した ”教師の我が子入学式優先” 問題から、深く病む教育現場の実態とその背景に迫る。

内容説明

学校は病んでいる!物議を醸した“教師の我が子入学式優先”問題から、荒廃を極める教育の実態とその社会的背景に迫る。

目次

第1章 ブログ炎上―論争の中身を整理する
第2章 教育の商品化―モンスター・ペアレントを輩出した背景
第3章 進む親子密着
第4章 リスペクトされない教師たち
第5章 不寛容が覆う学校
終章 家族主義を越えて

著者等紹介

尾木直樹[オギナオキ]
教育評論家、法政大学教職課程センター長・教授、臨床教育研究所「虹」所長。1947年、滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、私立海城高校や東京都公立中学校などで教師として22年間、ユニークで創造的な教育実践を展開。その後、臨床教育研究所「虹」を設立し、子どもと教育などに関する調査・研究活動に取り組む。またテレビやラジオ、CMへの出演などでも活躍。「尾木ママ」の愛称で親しまれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

29
公私の差別はあってはならんでしょう。保護者参観よりのど自慢が優先への是非(9頁)。学校不信もここまできたか、の例証が第2章には出てくる(61頁~)。LINEでスマホ依存症か(99頁~)。友達も友達だし、自分も自分で、もっとのんびりできないものなのだろうか? 対面コミュで何が不都合なのかと思う。SNSやスマホの電磁波に毒された10代の 行く末を案じるのは老婆心だが、余計なお世話なのか?  2015/05/10

katoyann

18
我が子の高校の入学式参加の為に勤務校の入学式を休んだという高校教師のエピソードから、教師に求められる職責について考察したエッセイ。教師は自らが学校で関わっている子どもに対する責任を持つため、我が子の入学式を優先すべきでないという主旨のブログ記事を書いたら炎上したらしい。これについては尾木ママが真っ当だと思うが、本書全体に目を通すと、人事考課制度導入への懸念など、学校の市場主義化と管理化を憂う内容になっている。各論はさすが鋭いのだが、一冊として読むと論点が少しずつズレていく印象あり。無理してるわ、と思った。2021/06/02

ひじり☆

7
外国の教師に比べて、日本の教師の雑務時間の多さに唖然。それで要求は高くなり、管理は厳しくがんじがらめ、評価は低い…。教育って未来を造る一番優先すべき仕事だと思うのだが…。頑張っている先生は精神的に追い詰められるシステムになっている。教師自身を楽させるためでなく、子どもに還元するゆとりが必要でないか?入学式の件でその教師が全てを評価されることがないことを願う。2014/12/11

みん

7
教師の仕事は聖職と言われてますが、まさにその通りだと思います。人を育てること、子供と大人がどの距離で接するのが良いのか常に試行錯誤されていると思います。親もモンスターペアレンツになりたいわけでもないが、教師との連携が取れてないため学校生活に不安不満を持つ人もいる。教師の本分とは何か・・・テレビで見る優しい尾木ママとはまた違った尾木先生の姿が見られます。2014/10/03

早々

4
教師という職業について考えさせられる一冊でした。時代が変化して、昔とはずいぶんと違う問題が出てきてるけど、解決策は必ずあって、それを実行できるかがポイント。1人では当然無理だし、色々変わらないといけない時期にきているのかもしれない。2018/09/12

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