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内容説明
ブームは予測できない、でもいつかは終わる。
ブームで成功するためには、ブームを発見すること。
たまごっち、ボウリング、角川映画…ブームの栄枯盛衰。
大きなブームからマイブームへ。
ブームは報道によって変質する。
撤退するための判断基準。
クラシックカメラブームから学んだブーム8つの法則。
何がブームになるかは誰にもわからないし,いつかは終わる.どのように頂点を迎え,何がきっかけで退潮し,終焉していくのか.クラシックカメラブームの経験をふまえ,考察する.
目次
序論 「ブーム力」と「ブームの壁」(ブームとヒットの違い;ブームは商品寿命を短くする ほか)
第1章 ブームの発見―一九九三年‐九四年(中古カメラブームが新聞で報じられる;ブームの背景 ほか)
第2章 ブームの構造―一九九五年‐九七年(教祖の登場;聖地の発見)
第3章 ブームの変質―一九九七年‐二〇〇〇年(メディアの影響;他業種からの参入 ほか)
第4章 ブームの終焉―二〇〇〇‐〇三年(成功は失敗を隠す;前年割れの理由はすぐに見つかる ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みどるん
7
ブームは作るのではなく発見するものだ。著者が巻き込まれたクラシックカメラブームを考察する内容。マスコミが報道した時がピークで、あとは業者が参入して下降線をたどるだけ。大量在庫という傷跡を残す。妖怪ウォッチもたまごっちみたいにならないよう願う。2014/09/01
nonpono
4
ブームってなんだろう。1976年生まれのわたしなら見てきたのは、たまごっちかな。最初はじわじわその顔をだしだんだんと顔が明確になったときは、ブームは下降線へ。だいたいマスコミが介入している頃は、もう遅いのである。本書にはクラッシックカメラの後にでてきた、デジタルカメラを取り上げるが、今デジカメも携帯のカメラに駆逐。手軽さが勝るのかな。たまごっちブームの品薄になり増産したらブームが終わる皮肉さよ。大きなボーリング場の廃墟を見てあのボーリングブームを思う。ブームの終焉の見極めって博打のように思えた。2023/07/22
Motonari
4
この本はクラシックカメラというかなり特定のカテゴリーのブームから一般性を抽出しようという本でさらっと読めます! 「ブームは商品寿命を短くする」「ピークが過ぎた頃にマスコミに取り上げられる」「報道で増えるのはファンでなくて業者だけ」またブームには「教祖」や「聖地」などキーアイテムが必要、など面白い視点もありますが、何より「こうしたらブームを作れる」的な本でなくてブームに翻弄された著者の素直な分析と反省に好感が持てます!2014/10/14
nizimasu
4
クラッシックカメラのブームを例にその当事者が体感したブームの黎明期から終焉までを冷静なタッチで書いている。実はこの本は、ブームの成立云々ではなくて、ある種のムーブメント史として読む事が可能だ。その点では、分析的な部分が弱い。でもブームというのはそういう雲をつかむような話なのかもしれないと思ったり2013/01/10
ぱぷお
3
「大新聞がとりあげたときがピークである」。マスコミが取り上げるようになってから参入するのは出遅れ。商売以外でもこれは言えることだと思う。とても参考になりました。「売り上げ減の理由を考えるな」。色々と分析して理由や言い訳を考えると、対策が遅れる。数字を数字だけで判断すべし。普通は分析して今後の対応を考えるものかと思っていたので、そんな考えもあるのかと、目から鱗でした。2015/10/12
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