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内容説明
クラシック評論の流れを変えた『世界最高のクラシック』から1年。「生きていてよかった」――のっぺりした人生に命を吹き込む至高の名演ガイド。
目次
第1章 精神のバロック、官能のバロック、退廃のバロック
第2章 歌の恍惚
第3章 東西武闘派対決―音響の快楽
第4章 岩のブルックナーと絹のブルックナー
第5章 明晰という美徳、または地中海的リアリズム
第6章 日本で燃え上がった二人の巨人
補章 これを聴きもらすのはもったいない!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
牧神の午後
6
許さんも年をとったからか、偉く毒舌が少なくなったな、が第一印象。取り上げられた指揮者に関しては、ほぼ個人的な好みと合致していて、スヴェトラーノフのローマ三部作や、クーベリックのライブなんてのは特に、読んでいて共感の嵐。とはいえ、まだ自分の聴いていない演奏もあるので、これから先、まだまだ自分にも愉しみが残っていると胸熱。2017/09/08
zayhers
0
ガイドブック。72008/09/21
hr
0
久々に手に取ってみた。売らずに置いておいて良かった。ナクソス・ミュージック・ライブラリーとApple Musicに入ってる今なら、色々試し聴きすることができる。今はジュリーニのシューベルト。2019/02/09
DEN2RO
0
「世界最高のクラシック 第Ⅱ章」です。人生は無意味で無価値であるが、美しい音楽に浸る間だけはその虚しさから逃れられるという意味のタイトルです。読者が聴いたことのない演奏を髣髴とさせるために言葉の粋を尽くす文章は見事であり、十分にお金を出して読むに値すると思います。2009/03/14