祥伝社文庫<br> 覇剣  武蔵と柳生兵庫助

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祥伝社文庫
覇剣 武蔵と柳生兵庫助

  • 著者名:鳥羽亮
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 祥伝社(2014/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396330880

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内容説明

いかに人を斬るかという“殺人剣”の道を究めようとしていた武蔵。人を活かす“活人剣”こそ新陰流の神髄だと知る柳生兵庫助。ともに剣聖と仰がれた対極の二人が、ついに相まみれる。時代に遅れて来た武蔵が覇を唱えた柳生新陰流に挑む!希代の剣客の激闘をかつてない視点から描いた新・剣豪小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほにょこ

1
★★★☆☆ 宮本武蔵と柳生兵庫介。殺人剣と活人剣の対比みたいな描かれ方をしていて、この二人が戦ったらどうなるんだろうと興味をそそられます。佐々木小次郎との戦いについても準備段階から綿密に書かれていて読み応えがありました。ひきこまれる面白さでした。2024/07/16

Mikey

1
時代が同じなのに武蔵と柳生が争う小説がなかったがやっと見つけた。しかも剣達者な鳥羽亮さんの作品でどうなるかとワクワクして読み進めた。それぞれの生い立ちから有名な試合までカバーして描かれていて読み応えは満点。最後は納得の結末でホッとする。長編だけどドンドン読めて楽しい一冊だった。 2020/07/14

みやきよ

0
立会いの剣の描写が鬼気迫るものがあり面白い。武蔵の執着の強さがよくわかる2017/03/16

八丁堀

0
播州牢人宮本武蔵の廻国の武者修行の物語。いわゆるストリーがある訳でない。、武蔵がただただ扶桑一と噂されている剣豪らを打ち破っていくだけで、剣客同士の一対一の対決の話で展開していく。初っ端、佐々木小次郎燕返しとの対決。上段からの初太刀、そして迅く鋭い逆袈裟に斬り上げる二の太刀で飛燕を斬り落とす小次郎虎切刀を破るには、「青眼から刀身を振り上げ、斬り下ろす二拍子の太刀では斬れない。上段からの一拍子の太刀でなくては斬れぬ。」と、武蔵は川岸での燕ためし斬りで悟り小次郎を破る事となる。何だこれは、剣さばき、太刀筋等剣2012/03/04

すすき

0
 吉岡一門を倒し佐々木小次郎を倒し、戦乱の世からそれが治り徳川の世への変わる時流の中で剣名を上げながらも十分な地位と禄を得られない武蔵。柳生の名門に生まれ、容易に肥後細川藩で十分な地位を得ながらもそれを投げだし剣の道を求める柳生兵庫助。壮絶な戦いの中で剣を磨いてきた武蔵と名門の麒麟児で新陰流の神髄である活人剣をつかう兵庫助。二人の剣豪を対比させながら、やがてはこの二人の対決へとすすんでいく。 吉川英治とはまたひと味違う武蔵像を描いています。2022/12/20

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