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内容説明
愛憎から教師を殺してしまったあゆみ。失踪した彼女をようやく見つけだした精神科医は、他者を威嚇する狼の瞳を持つ少女の、傷ついた心に触れて──……。表題作「ナイフ」をはじめ、衝撃のデビュー作「キスの黄金」、「ハネムーン」など93年から95年にかけて描かれた、読む者の魂へ鮮烈に切りつける初期短篇全7本を収録!!傷つけ、傷つけられ、弱さ抱え、涙止まずとも、何よりも求める、吸い込まれそうな青、そして愛──…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
14
× 尾崎かおりさんの短編集。93年から95年にかけて描かれた古い作品ばかりを集めたものですが、作者が当時十代だという事もあり、かなり青臭い。物語性が乏しい話が続き、最後に唐突にポエムが詠まれ、それがタイトルになっていたり、登場人物が妄想していて、すぐに人を殺したり、死んだり、踊りだしたり、海を目指して走り出したり。作者の不安定な気持ちをそのまま描いた様な、読んでいて恥ずかしい話ばかり。不幸な自分に酔ってるというか、斜に構えた感じが中二病的。尾崎さんの他の作品は好きなのですが、これは受け入れられなかった。2016/01/25
大根
1
青臭いところがすばらしい。大人になりたくないよね。2016/07/03
訃報
1
悪い意味で感傷的。2015/08/30
kr
1
『神様がうそをつく。』が気に入って手を出した処女作? 粗い!さっき下積み長く努力した作家さんを読んだばかりなので特に。全然やる気無かったのにたまたま応募したらデビューしちゃった☆という天才アピールはどうよとも思ったけど、そうじゃなかったら出せない閃きみたいなのがあると思った。あと病んでる十代特有のなにかも。2013/12/12
井上サーモン
1
懐かしい。 「渇望」から後半がとくに好き…ってそれじゃ殆どか。2011/08/15