内容説明
実業家ジェローム・サマーの三女アンディは、安穏に暮らしてきた世界が急速に変わりつつあるのを感じた。仲のよかった姉二人は幸せな結婚をし、アンディの身にも遠からず劇的な変化が訪れようとしていた。密かに愛していた人と初めて結ばれ、身ごもってしまったのだ。だが、彼が本当に愛しているのは、わたしではない。アンディは切なくつらい立場に追い込まれた。心身の癒しを求め、マジョルカ島へ飛んだが、南の島の平穏はすぐに破られた。「おなかにぼくの子どもがいることを、いつまで隠しておくつもりだ?」別荘にいきなり現れた男性の声に、アンディは愕然とした。アダム・マンロー、今をときめく映画プロデューサー。そして、わたしの亡き母を愛していた人……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
麻琴
2
たぶん再読。そもそもヒロインを何年も前から愛しているのに告げられないヒーローがヘタレ。年の差も大きいし気にするのはわかるけど。ヒロインの誤解はヒロインよりもヒロイン母との年の差の方が小さいからしょうがないと思う。何より14歳上の人にずっと恋してるヒロインにしてみればヒーローが12歳上の人を愛してるのも不思議に思わないだろうし。ヒーローが生い立ちをヒロインに話す勇気をもっと早くもってほしかった。☆42015/05/31
ちゃろ
0
⭐⭐ヒーローのアダムがなぜ自分の幼少期のことを秘密にするのか?打ち明けてみればそれ程のことでもないのにウジウジ悩むところがイマイチ。ハッピー度低い。2013/08/11