内容説明
「銀貨を払ったら美女との出会いを予言してくれるかな?」突如現れたハンサムな男性の言葉に、バザーで女占い師を演じていたハリーは顔をしかめた。数時間後、彼女は父親の会社の弁護士として、その男性と再会する。彼の名はクイン・マクブライド、銀行の頭取だという。スキャンダルに巻き込まれそうな妹を救うため、新聞社を経営する父ジェロームの助力を仰ぎに来たらしい。彼はなぜかハリーをジェロームの愛人と勘違いして軽蔑の視線を向けてくる。クインのそんな態度に、彼女はいらだちを覚えた。そのいらだちは、クインが妹を脅迫する新聞記者の名を口にすると、驚愕と怒りに変わった。彼が名指しした記者はハリーの恋人だった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
20
読み友さんお二人が感想を上手にまとめていらしたので感心。ヒーローは両親が亡くなり妹を庇いながら仕事に打ち込み銀行頭取に。ヒロインは父の会社の弁護士をしている。この父が結構曲者。妻が残した娘三人を鋭い眼差しで見守っている。今回のヒロインは長女、口うるさいと言われた赤毛の次女、体調を崩して姿を見せずベッドに引きこもっている三女の三人でシリーズになっているらしく、説明がましい部分が多い。そうなると父のロマンスもありそう。んで、まっとうな大人なのに恋に不慣れなヒーロー&ヒロインがぐるぐるしているのを楽しむお話。2021/10/27
ととめ
1
39歳と29歳の割に、恋愛慣れしてなくて笑えるカップル。仕事はキッチリできる人達なのに、互いの事になると妄想が先走ってるっと言うか・・・まぁ割れ鍋に綴じ蓋。2015/12/16
ちはや
0
2004.4.5 ★★★