内容説明
ウィンスロウ家のお嬢様キャサリンは、アナザーレイスを人間扱いしない人々に大憤慨。ふたたび家を飛び出した彼女は、事件の手がかりを求め立ち寄った城館で不思議な少女に出会った。痛快無比のアドヴェンチャー下巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムT
42
そうか!これは『思い上がった話の通じない権力者に、正義の制裁を加えるという物語』だったんだな。「命は取らず、かわりに存在意義を抹消する」完全なる復讐が描かれていました。ようやく再会したキャサリン+4人の用心棒の大冒険は、相変わらずド派手で楽しく、陰惨な事件を補って余りある軽い読後感です。あとがきの「レディ・ガンナーの恋愛模様」には興味を引かれましたが、25メートルある大蛇と6メートルちょっとの鰐のラブロマンスとかになりそうなので、ええ!茅田さんにラブロマンスのリクエストなんてものだけはしませんとも!(笑)2013/03/24
玲@灯れ松明の火
17
【再読】かなり惨い話なんですが、そこはそれ重くなり過ぎず、茅田節が光ります。用心棒に誘われるキャサリン嬢。相変わらず銃の腕前は天下一品(笑)中盤に出てくるパトリックはイライラしましたが、ブレンダと会って吹っ切った後は別人(笑)パトリックに容赦ないケイティが好きですね。彼女はあの世人には欠かすことのできない突っ込み役!最後は大円満で終わるため読んでて安心できる作品。2014/01/13
hirune
15
生理的に爬虫類がダメな人の気持ちを理解するために、自分の怖いもの…あの土の中にいるニョロニョロしたミ*ズと置き換えてみると、自分に無害なばかりか土を肥やすのにとっても役立つと知ってても、異種人類でミ*ズに変身する人がいたら泣いて逃げるよねぇ(^◇^;)ミュリエルさんがあまりにも可哀想でしたが、冒険活劇は良いですね。読みやすい☆2014/02/10
nana
10
厳しかったですね、いろいろと。個人的にはふかふかもすべすべもごつごつも割と好きです(^^)2014/03/19
紅蓮
10
ミュリエルちゃん出たーヽ(=´▽`=)ノ めちゃんこ可愛くて大好きなんです・・・ワニだけどね(笑) 爬虫類系が好きなんですよね。梟のチャリオットさんや狐のコーネリアスさんもいい人達だし・・・、結局ノンフォーマーが一番たちが悪いってことが哀しいですが、キャサリンお嬢様がどんどん活躍して、わからず屋のノンフォーマーたちをこてんぱんにしちゃってね。(笑)ブリジアンのパトリックくんはちょっと可哀想だったけど、最後には一番幸せになってたなぁ。2013/12/07
-
- 電子書籍
- バチカン奇跡調査官 精霊に捧げられた大…