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内容説明
独特の武士魂が育った薩摩藩島津家。家中には上級武士と下級武士の対立が根強くのこっていたが・・・その薩摩藩に徳川幕府より、濃尾治水工事の命令が下った。時代劇画の巨匠平田弘史が描く凄絶な大河ドラマ第1弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸
1
ドリフターズ見て、島津に興味を持ったので。でも血腥すぎて1巻で挫折。尾張の治水は興味があるんだけど。宝暦3年になってるから1753年の出来事。尾張と仲が悪かった吉宗の治世が終わって9代目の話。ドリフターズで与一が「島津って田舎の方にあった覚えが」とか言ってたけど、薩摩に島津が入ったのが蒙古襲来後とここで書かれてたから、時代がずれる。2017/02/05
フカミ
1
ひえもんとりの項はとにかく迫力に圧倒される。 木曽三川治水工事を扱っていると聴き、平田先生はやはり只者では無いな ~と感服。 中部に住む者として正座して読んでます。
貴人
1
日本が誇れる武士、劇画の組み合わせのある意味極北。未完の作品であるが、本作の充実感はまたとない。とにかく1巻に絵、魂が凝縮しているので男が好きな人間には是非試しに読んでいただきたい。薩摩武士にこそ男らしさの滑稽、純潔、矛盾が集中しているといっていいと思う、おススメです。2014/10/18
MIRACLE
1
薩摩藩は宝暦年間に、幕府の命で、木曽・長良・揖斐川の河口の治水工事をおこなった(総勢二千人、一年三ヶ月におよぶ大工事)。本書は薩摩藩の宝暦治水工事について、工事の逸話を描いた作品集だ(全五巻)。ただし、堤防の完成までは描いていない(最終話に第一部完とあるが、実質、未完)。第一巻は、幕府の命令書をめぐって、藩内の議論が割れる様子までを、描いている。郷士・斯波左近、城下士の子・十三郎が登場する(次巻以降では、斯波の活躍の場が少なく、残念)。筆者が描く工事の様子は壮絶で、大河ドラマの題材に値する内容だと思う。2013/03/25
フォロスト
1
全五巻読了。読む前は宝暦治水の経緯を順を追って描いたものだと思っていたが、それはだいたい薩摩藩が美濃の地に行くまでで、あとは小話集のようなものだった。最初から最後までバタバタと死人が出る過激な世界を描いており、「意志の強さ」を持つ劇中の人物たちが漫画の中で輝いていて、それがこの劇画調のイラストに合っている。2013/02/11