内容説明
謎の集団「ゾディアック」の標的となった竜崎晶を守るため、伊集院大介は苦闘する。殺された牧村レオナの過去をたどるうち、浮かび上がってきた2人の「ケイ」。彼らこそヴァンパイア事件の鍵を握っているのか? そして六本木のゲイバーで、ついに大介は解明の糸口にたどりつく。闘いは最終局面を迎えた。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
5
伊集院大介シリーズの第十五作目の第五巻。被害者の一人である牧村レオナの過去が明らかに……。犯罪というものは種が有り芽吹くものなのだと改めて感じました。この作品は90年代の終わりに書かれています。まだまだバブルの香りが漂っていますね。そして現在増々PCが無くては生活が出来ない程になりつつあります。その魁の世界を描き出した栗本氏って本当に凄いなぁと思います。愈々ヴァンパイアの正体が現れてきました。最終巻にGO!です。2017/04/03
NORA
2
5巻目。もう終わりが近いけど大丈夫なんだろうか。今回はキーパーソンとなる被害者・牧村レオナの過去を地道に探っていく昔ながらの社会派ミステリぽい展開。そして無闇矢鱈に長ったらしい伊集院大介の(どうでもいい)独白が続く。「この社会やべえ、サイコパスが増殖してるよ、世紀末だよ怖い」みたいな物言い、この時期流行りましたねえ。貴志祐介の『黒い家』でもそんな描写あったな。もっとも、こういうシャカイガクテキ言説は今見ると失笑ものなのだが。なお舞台での事件の解決はサラッと流されてて笑う。2019/03/07
-
- 電子書籍
- さよならしきゅう そのあと プチキス(…
-
- 電子書籍
- 大正小町事件帖 櫻の一番!(3) ドラ…
-
- 電子書籍
- はやて×ブレード 15 ヤングジャンプ…
-
- 電子書籍
- 十津川警部 神話の里殺人事件 双葉文庫




