内容説明
最も美しい、数学的に調和のとれた性質、対称性(シンメトリー)。ディラックはそれを追い求め、ついに物質にもマイナスがあること、反物質の存在に気づく。では、なぜ私たちの身のまわりは、物質に支配されているのだろう。大天才ディラックのアイデアがつまった本書は、いちから現代物理学を理解し、深めるための最高の資料である。
目次
ポール・ディラック、その生涯と業績
反物質(ディラックの遺産、反粒子;反粒子と現在の物理学;宇宙規模での反物質;反物質の実用化)
単極子
著者等紹介
藤井昭彦[フジイアキヒコ]
上智大学名誉教授。Ph.D.主な研究分野は、中間エネルギー核物理学の理論、弱い相互作用の理論
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