内容説明
本書は主としてカウンセリング講座の受講生のために書かれたものであるが、それだけではなく、これからカウンセリングを習いたい人にも役に立つ知識や、カウンセリングを受けようか迷っている人にも参考になることが豊富に盛り込まれた、“かゆい所に手が届く”カウンセリングの本であり、面接技法の実用書である。また、永年にわたるカウンセラーとしての経験を踏まえた、著者自身によるイラストや、一覧表、練習問題、索引などで、わかりやすく、使いやすい内容となっている。
目次
第4部 主要助言編(専門技法の助言入門;初心者に最適なエゴグラムによる助言;過去=助言の定説であり、基本 ほか)
第5部 助言の選び方編(五つの準主要助言;助言のベストテンと、その整理;的確な助言の選び方と、練習問題 ほか)
第6部 助言なしの解決編(後期ロジャーズ派の概略;ロジャーズ本人の変化と、弟子達の変化;後期ロジャーズ派のアプローチ技法 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
不動 明
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下巻は第5回以降のカウンセリングが上手く進まない場合における傾聴以外の技術の紹介です。 しかし上巻も具体的で読み易かったが下巻もスムーズに読めたのは著者の知識もさる事ながら新しい技術への挑戦が意欲的だったのかも知れない。カウンセリングの本は大体どれも一つの技術≪傾聴しかまだ読んでませんが≫の良い点のみしか記されてませんがこの著者はズバリ≪傾聴のみのカウンセリングのデメリット≫についても現場の経験から書いているので説得力が違います。所で本の中で次回作についても少し書いてますが既に十五年が経ってます・・・。2015/06/25