祥伝社文庫<br> 涅槃の王(4)神獣変化 幻鬼編 覚者降臨編

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祥伝社文庫
涅槃の王(4)神獣変化 幻鬼編 覚者降臨編

  • 著者名:夢枕獏
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 祥伝社(2013/11発売)
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  • ISBN:9784396328245

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内容説明

ザリウス国の王と行動を共にする若きシッダールタ(後の仏陀)は、真理に近づく自分を意識しながら不老宮を目指す。ついに伝説の千年王国ザラ国の秘密が明かされる時がやってきたのだ。執筆期間15年、人気作家の処女長編にして壮大無比の超伝奇大河巨編、感動の完結!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

56
異形の者、特殊能力を持った者たちとの闘いという妖しい世界でありながら、物語のテーマは、不老不死とは本当に素晴らしいことなのか、という結構重いもの。村上龍の『歌うクジラ』でもそうだったが、不老不死とは決して輝かしい未来ではない。それでも、死ぬのが怖いというだけの理由で、不老不死を望んでしまう。だからこそ、死の恐怖を取り除くことこそが宗教の最大のテーマなのだろう。2022/03/30

しんかい32

3
不老宮編・魔羅編の中だるみが結構しんどかったが最後は面白かった。アガシャやウルカーンなどの耽美系悪役っぽいキャラが急に影薄くなり、陳夢龍やエナクら片想い爺さんたちが存在感を濃くしていくところからして、迷走しつつあるストーリーを立て直すため中盤でいろいろ路線変更があったのだろうと思われる。とうとう登場したザラ王が意外とおちゃめ。2014/01/11

daikishinkai

2
シッダールタの覚醒がスゴい。とうとう読み終えた。長かった。2023/10/03

ほにょこ

1
★★★☆☆ 2巻以降はシッダールタ以外の話が長くてやきもきさせられましたが、最後は彼がもっていきました。作者があとがきであのシーンが書きたかったと言っていた箇所は流石に力が入っていて読み応えがありました。2022/12/09

とっても

1
長かった!全ては肯であるという言葉は救いではあるけれど、例えばシンやランカーの家族を傷つけ苦しめた人間も肯なの?肯なのだろう、全ては。やはりその境地に至ることはこの肉体を持ったままでは難しい。シンやランカーなど非人の扱いがとても辛い物語だった。猫にも最後に救いがあればよかったのに…ちょっと悲しい。 どの登場人物も本当に魅力的だったけど、ラダだけが強欲で賢くなくて愉快だった。 結局ザラは誰が治めるの?アゴンは一旦帰るみたいだけど。アガシャ?ウルカーン?カーヤックを連れて行くのは、見えるようにするため?2018/11/23

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