内容説明
真理を求めて旅を続ける若きシッダールタ(後の仏陀)は、マーカーサ国王城の宝物庫から「蛇魔(ヴリトラ)像」が盗まれる事件に巻き込まれた。剣士アゴンとともに追跡・探索の途上、妖異集団が出現、事態は思わぬ展開に……。人気作家渾身の超伝奇大河巨編、興奮の第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごま
24
幻獣変化からほぼ一年後。マーサーカ国から盗まれた蛇魔像を追いかけるアゴン一行。それに巻き込まれる形で同行することになったシッダールタと老婆ラダ・・また今回も登場人物満載です。分厚い本ですが、シッダールタの活躍する場面がほぼないですね。このまま「穏やかでとらえどころがない不思議な若者、シッダールタ」で終わってしまうのか?!この2巻までしか手元にないので、話を忘れないうちに続きも読みたいと思います。2013/06/19
いっくん
23
真理を求めて旅を続けるシッダールタ。マーサーカ国の宝物庫から蛇魔像が盗まれ、ザラ国を目指す事に。アガシャ、アゴン、ヤームナらの三つ巴の戦い。ザラ国では、マハムト、グルカの勢力争いが…。蛇魔、霊水の謎、ザラ王はいるのか?35年前の出来事、ソーマ祭とは?あとがき読んでから表紙の“百獣図”見ると、世界観がピッタリで驚いた。登場人物も増えてきて、なんとかついていってるけど、これ以上増えると無理そう。誰が誰のグループやったか、忘れんうちに次いきます(^_^*)2017/10/09
klu
6
盛り上がりにかけたかな!この巻までにしよう。2018/12/14
azuno
4
自分蔵書の再読。前作「幻獣変化」が1986の出版(双葉文庫)で獏さん初の長編。本作が2000出版。前作が簡潔に濃縮されているのに対して、獏さんの今の(?)特徴である一文が短く改行が多い「兵隊の号令」になっている。で、頁数が多くなりのんびり読んでいると登場人物がカタカナの事もあり誰が誰だかわからなくなってくる。にしても、シッダルータのキャラクターは魅力。2022/05/18
はかり
4
単行本と文庫本を混同して持っていたので、順番を間違えた。これはまさに夢枕らしい作品。仏陀の若き修行時代の日々を生き生きと描いたもの。仏陀を取り巻く異形と特殊能力を持つ者たちとの交流も面白い。もちろん敵との戦いも特筆もの。2014/11/30
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