内容説明
国連事務総長として3期目を迎えたシーフォート政権も、ようやく安定期にはいったかに見えた。政治的妥協を拒否し、正義と信ずるところを譲らぬシーフォートの姿勢は、市民からの圧倒的な指示を受けていたのだ。ところが、彼の宇宙軍士官学校訪問の最中、見習生の集団殺害という未曾有の事件が発生した。そしてそれは、シーフォートの政策に反対する狂信者集団によるテロ事件の、おそるべき序章に過ぎなかった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けるぴー
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宇宙軍士官、そして政治家として数々の偉業を成し遂げたシーフォートだが、テロに始まる事件から彼は自身の過去と、環境問題に関わっていく。言うまでもなく創作物という物は、時代の世相に影響を受けるものだ。60、70年代SFが全面核戦争後の世界を描いたように(おっと本作も核戦争後であった)、本作は近年世界を騒がせている地球環境問題に触れている。それはそれとして、本作の見所は老年に入ったシーフォートが、若者たちと触れ合いながら己の過去と向き合っていく部分だろう。長い年代を描いてきた作品だけに説得力があり、引き込まれる2011/12/25
えー。
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再読。止まらない。2010/10/07
かお
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2000年2000/11/01
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