QP（キューピー）（１）

著者名：高橋ヒロシ

少年画報社（2012/07発売）

• ISBN：9784785919054

内容説明

本当の強さとは何か。すべての男達に問いかけ続ける伝説の不良活劇「キューピー」。かつて、街の不良たちを恐怖のどん底におとしいれた伝説の男、「キューピー」こと石田小鳥が帰って来た！！ガソリンスタンドで働き始めた小鳥に、再び暴力の火の粉がふりかかる！！　上田秀虎との友情。「壱年連合」との抗争。小鳥を再び暴力に目覚めさせる事に執念を燃やす親友、我妻涼。青春を力まかせに走り抜けた熱き男達の日々！！人生とは、友情とは、シアワセとは……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[十六夜（いざよい）]

少年院帰りの元最強男・石田小鳥ことキューピー。心を入れ替えスタンドで働き始めたキューピーだったが、世間はそんなキューピーを放っておいてはくれない。問題にならない様にわざわざショッカーの姿で暴れたのに、あっさり身バレしてるし、どんどん情報が広まってしまうキューピー。さらに昔の仲間がキューピーを悪い道へと誘う。いくら心を入れ替えたとしても、過去が消える訳もなく…自己責任っちゃ自己責任だけど、立ち直るチャンスは欲しいとこだわな。頑張れキューピー。

2013/09/27

[大川七瀬]

小鳥が本当に良い奴で、そして本当に（ものすごくものすごく）強い。 我妻涼との道が別れていく様が悲しい。 どのキャラも素敵だけれど、嫁になりたい第一は秀虎さん。

2016/05/08

[緋莢]

ある日、金四郎たちがバイトするガソリンスタンドに新しいバイトが入ってきた。石田小鳥という名前とは裏腹に、傷のある強面の顔で巨漢という持ち主のその男は、かつて“暴力大魔王”と恐れられ、“ＱＰ”というあだ名で有名だった・・・

2013/01/05

[笠]

4 久々に再読。『クローズ』はもちろん不良漫画の金字塔だが、本作をこの作者のベストに挙げる人も多い。山本隆一郎氏の作品なんかにも受け継がれている流れを感じるのだが、やっぱり「不良」と「更生」はセットで語られるべきテーマなんだよな。そしてそこに纏わりつくしがらみはそのままドラマになるということを初めて作品に昇華したのが本作であり、未だにそのテーマでは真っ先に挙がる作品ではないだろうか。

2024/02/02

[池野恋太郎]

再読。全巻読了済。最初は面白かったのに途中から残念になった。この漫画が高橋ヒロシの節目だと思う。

2020/04/06