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内容説明
兄を失った。刑事を辞めた。この手で暗殺者、榊キリコを殺すために…。遊佐朗(ゆさあきら)は母国、日本を捨て麗しの島・台湾へ乗り込む。台湾マフィア「天聯幇(テンレンバン)」に身を潜める榊キリコを狩り出すために。狂気に近い執念を抱える遊佐。女として目覚めつつあるキリコ。台湾で2人が再び出逢う時、新たな血が流される…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
22
舞台は日本を離れ、台湾へ。妙に人好きのする元刑事は、徐々に裏社会で活躍し始めますが、執着する相手はただ一人。こんなんに追っかけられたら怖いなあ…。暴力の中でしか存在意義を見出せない、ある意味人間ですらない女性が無垢に傷つけていく男たちの山…。暴力的で物悲しいのに、どこかあっけらかんとしているのは、そんな部分なのかもしれないなあ…。2021/05/14
ぺぱごじら
6
榊俊雄『死神の宝石商』、榊キリコの養父にして暗殺チームの頭目。遊佐朗との邂逅によって生じた冷徹な殺人機械キリコの揺らぎを感じとり、未だ見えることのない遊佐朗に徐々に苛立ちを募らせていく。土呂『スーパーハッカー猿』。刑事猿遊佐朗に辟易しながら、遊佐朗の側にしかない『スリル』に溺れる猿。猿同士の友情が何故か微笑ましい。『コロシタイホド、アイシテル』を地で行く台湾篇スタート。2015-162015/02/01