内容説明
明治四年、早春。長刀を仕込んだステッキを持ち東京に姿を現わしたのは旧幕臣・風戸俊策。狙う敵は新政府の高官…動乱時に無罪の元勘定奉行・小栗上野介を斬首した長州の男である。驕り高ぶる旧薩長藩士に“人斬り俊策”の必殺の剛剣が舞う!『新・幕末風雲録』に続く新シリーズ第一弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
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98年の初版を読んだ。主人公風戸俊策の幕末から明治初期にかけての一連のシリーズの明治版の一作目となる。旧シリーズ「新幕末風雲録」をリアルで楽しんだ人にはタナボタ的ご褒美作品となろう。考証を踏まえてのあくまでも峰節全開の剣戟物だから、正史と比べてはいけない(笑)。それでも、いわゆるチャンバラで幕末から明治を跨ぐ設定はとても珍しいと思う。旧シリーズでは間違いなく両刀を腰に差していただろう(未読)が、本作では直刀を仕込み杖にしてステッキにしている。妙にワクワクした作品だった。濡れ場を減らして欲しい。★★★★☆☆2013/03/16
matsu0310
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☆☆☆いいキャラ!昔のおっちゃん狙いでエロ度高目だが、そんなんなしでも十分読める2010/08/22