内容説明
十月七日午後五時三十分。萩行きの夜行高速バスが品川のバスターミナルを出発した。乗客乗務員は十二人。約十四時間で目的地到着の予定だったのだが……。深夜に乗務員が殺害され、バスは殺人者とともに、何処とも知れぬ闇の中に放り出される。台風接近で風雨も激しさを増し──。それぞれの人生を背負って乗り合わせた登場人物たちの多視点から恐怖の一夜を描く、異色のサスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
202
2時間サスペンスドラマを観ているかのように、とても読みやすい作品でした。台風が近づく中、1台のバスがバスジャックされ、そのバスに偶然乗り合わせた乗客のそれぞれの視点から物語が描かれています。前半は登場人物が次々と出てくるので、キャラを覚えるのに少し抵抗がありましたが、中盤にバスジャックされてからは怒涛の展開で、アッという間にクライマックスを迎えます。サスペンスがベースですが、登場人物それぞれの大なり小なりドラマがあり、各々深くは書かれていませんが、物足りなさを感じるわけでもなく、ストレスなく読了でした。2014/04/05
ちーたん
92
★★★★☆【疑似体験レビュー】山口県萩市在住のお友達に会うため品川発の高速バスに乗り込んだ私🐶。台風が接近してるけど寝てれば14時間後の朝には到着予定😊深夜、何やらバスの中が騒がしい😪え?バスがハイジャックされた?😲人が殺されてる?😱うわ、どうしよー💦こんな時こそみんなで協力しないと!…なんかみんな感じ悪いな😓こんなで私達に無事に朝はやってくるの😫?(了)◆誰に勧められるでもなく気になった1冊📕そのインスピレーションは見事正解でした!緊迫の連続で一気読み!テンポもよくタイトルも秀逸✨2020/05/13
Shinji Hyodo
72
立て続けに乃南さん。『走る密室・夜行バスで起こった殺人。それは乗客達の恐怖の一夜の始まりだった…』ってあらすじからのコピペです^^;う〜むこれも一つのいわゆる密室殺人というのでしょうか…。東京発萩行きの深夜バスに乗り合わせた10人の乗客と2人の乗務員に襲いかかる台風と殺人者の狂気…ギャァ〜〜´д` ;っと叫ぶほどの恐怖ではないが黒板を爪で引っ掻くいやらしくイラつく感覚でしょうか(♯`∧´)20年くらい前の作品で、デビュー間もない頃⁉︎でしょうか。ケータイがあれば成立しなかった事件かなぁなんて思う今日この頃2015/08/14
Ikutan
71
台風襲来中の夜行バスで殺人事件が起こった。犯人は薬物中毒の女。バスジャックされ迷走したバスは嵐の中、崖に衝突。様々な事情を抱えた10人の乗客たちの運命は...ずっと、積読していたこの本、いやぁ、偶然にも台風で急遽休みになった日に読んでしまいました。だから、嵐の描写はリアル感あり(笑)初めは、10人の乗客たちが把握できず、確認しつつの読書でしたが、着々と変わる情況、それにつれて変わっていく乗客の心理がなかなか面白くて、2時間枠のサスペンスドラマのようで楽しめました。携帯電話がなかった時代の事件ですね。2018/09/04
おいしゃん
62
薬物中毒の少女にバスジャックされた、夜行高速バス。彼らが行き着いた山中で、台風に揉まれ、逃げるにも逃げられない彼らの人間模様が興味深い。それにしても、携帯電話が発達した今では、この話もまるっきり違う展開になるんだろうなぁ…。2017/10/23
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