祥伝社文庫<br> 上海香炉の謎

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祥伝社文庫
上海香炉の謎

  • 著者名:太田忠司
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 祥伝社(2012/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396325886

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内容説明

新進作家霞田志郎はファンの少女水沢美智子から失踪中の姉圭子の探索を懇願された。志郎と妹の千鶴が水沢邸に泊った晩、父親の寝室で美人タレントが絞殺されてしまう。その頸には圭子のリボンが!悲劇の武将岳飛愛用の“上海香炉”は殺害現場で何を見たのか?霞田兄妹の人気推理シリーズ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨーコ・オクダ

26
霞田兄妹シリーズの1作目。なんだか、有栖川センセっぽいタイトルでもあるw基本となる舞台はよくあるヤツ。お金持ちのパーティーに招かれたら、お屋敷内の1部屋で密室殺人が起こる、と。でも、読み進めると太田センセのオリジナリティを感じさせる部分がいっぱい。失踪した姉、不自然な電車旅行、分かりやすく細工された密室、中国の陶器…。ポイントは「内部の犯行に見せかけた外部の犯行」か「外部の犯行に見せかけた内部の犯行」のどちらか?ということ。愛する人を失った人はあんな風に突っ走ってしまうこともあるんやね…。2020/07/07

のんの

5
霞田兄妹シリーズ1作目。実は2作目を読んで面白かったので、1作目を探して読んだ。少女漫画家志望の妹が、本当にどこにでもいるような女の子で、自分と同じような穴がある推理してて、共感できる。結末は、切ない感じ。あと、三条さんは、千鶴の推理信用しすぎだって、感じた。2020/08/18

茶々太郎

2
個人的にもっと評価されていいのに、と思う作家ナンバーワンの著者。コミカルな設定で本格派ミステリーの本作だが、完成度は少し微妙。2013/10/21

ちばっち

2
千鶴の暴走っぷりが素敵です(笑)それに三条さんまで引きずられていくのが面白いです。こんな兄弟が欲しいなぁ。二人の締切前は凄そうだけど(((^_^;)2012/05/04

ホームズ

2
霞田志郎シリーズ。トリックは・・・。話の展開にも若干無理があったような気がする。とりあえずシリーズは続くので読んでいきますが(笑)2008/07/15

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