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内容説明
町外れにその威容を誇る古びた洋館、栄光館(えいこうかん)。幼くして両親を亡くした常世田真菜美(とこよだ・まなみ)とその姉・律子(りつこ)は、厳格な祖父・耕介(こうすけ)のもとで暮らしている。耕介の意向に従い律子の婚約が成ろうとしたその当日、老人は惨殺屍体となって発見された。しかも、現場は精妙完璧な密室を構成していたのである……。いったい、何者が、いかにして、呪われた一族の当主を屠(ほふ)ったのであろうか。殺人者が再びその邪悪な牙をむくに及び、謎めいた青年神父・桜総一郎(さくらそういちろう)が真相解明に乗り出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yucchi
24
読友さんオススメのコミック。出てくる刑事やオジサンが気持ち悪い人が多い(笑) ストーリーは本格ミステリ。途中で犯人はわかるけど、面白かった。続巻も楽しみ。2015/07/13
こまごめ
7
省みると何かのために他の何かを切り捨てるという勇気が私には不足しているからだと思うのです。 ある時私は花壇に種子を撒きせっせと水を与えました。多くの種子が芽を出し… ところがいざ間引きする段になって私は芽生えた命に優越をつける事ができなくなってしまったのです。私は出た芽のどれ一つ摘み取らずそのまま育てました。大輪の花は期待できずとも養分を分かち合ってそれぞれつつましい花を咲かせてくれればいいと思いました。2022/09/17
永田 誠治
5
押し入れ整理に伴い再読して読メ登録。これ推理漫画史上に残る傑作。今から30年近くも前。大学生だったな。このシリーズ好きだったな。有名作品じゃなくても、いい物はたくさんある代表。絵は好き嫌い分かれるだろうけど。キリスト教を題材にした作品は多いけど、これは人の迷いや苦しみに真正面から取り扱った作品。勉強になる、教え導かれる。作中より引用。『例え人の心が悪意や憎悪に蝕まれていても、同時に存在する良きものや美しきものまでが帳消しにならない』2023/12/22
こまごめ
4
誰もしらないシリーズですが、アフタヌーン連載時は犯人編の前に懸賞がかかっていたような思い出があります。ホームズ役の桜神父の考え方が救いがあって好きなので僕にとって特別な本となっています。2020/07/07
santiago
3
陰鬱な館の雰囲気と、ホラー少女漫画な絵柄がマッチしている。犯人探しはわりと簡単。2017/10/28