内容説明
ハブに睨まれた刑事たちは硬直した。
都心の高層ホテルの一室に死体がひとつ、毒蛇が八匹!日本神話のヤマタノオロチ伝説を連想させる衝撃の毒殺事件がすべてのはじまりだった…。
朝比奈耕作の友人で転職マニアの平田均がスカウトされたのは、出雲大社のおんぼろ旅館。
その改装大作戦の責任者に任命されたが、除夜の鐘の音も耳に残る元日未明、泊まり客の男が近くの砂浜で変死をとげる。
死体のそばには、またもヘビ!平田は応援を求めて朝比奈を出雲へ呼び寄せるが、そこで第三の殺人が。
こんどの犠牲者は因幡の白ウサギ状態。
つまり…。