内容説明
これも妖しいこけしのせいなのか。「お義姉さん、好きなんだ」未希雄は突き入れた砲身をさらに深く送り込んだ。「アアいけないわ、こんなこと」…兄の急死で未亡人となった義姉から売却を託されたこけしは、体内にまぐわい人形を持つ不思議な一品だった。やがて招き寄せられるように、ふしだらな処女や魔性の性癖の美女が次々未希雄の前に…。
感想・レビュー
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古本虫がさまよう
2
兄(39歳)からしても、年上女房ということもあって、兄嫁(義姉)は45歳という設定。主人公は30歳。それでも魅力的な兄嫁ということで、まずはフフフの関係に。そして、その「こけしのペア」があるということで探し求めて骨董市に行けば、そこで古美術店の女店主と遭遇し、フフフの関係に。そして、田舎の旧家にあるのではないかと行けば、そこの娘とフフフの関係に。やがて義姉の兄との結婚前にできていた娘とも……。 「こけし」にまつわるさまざまな謎めいた出来事が、それぞれの女性との遭遇と結びついてのフフフのラブラブストーリー。2020/06/09