白狐魔記1 源平の風

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白狐魔記1 源平の風

  • 著者名:斉藤洋【作】/高畠純【絵】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 偕成社(2014/09発売)
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  • ISBN:9784037442101

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内容説明

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白駒山の仙人の弟子となり、修行ののち、人間に化けることができるようになったきつね、白狐魔丸の人間探求の物語。第一巻にあたる本書では、世にいう「源平の戦い」にまきこまれたきつねが、兄頼朝に追われ落ちゆく源義経一行に同行、武士の無情を目のあたりにする。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡部敬史/おかべたかし

78
化けてみたいという一匹の狐から見た人間模様。無駄のない文章に、テンポのよい展開。目が覚めるほどの素晴らしさでした。本当に児童文学という枠を超越した名作だと思います。脱帽。 2016/09/25

さつき

75
きつねの目から見た人間の姿が面白くて心を鷲掴みされました。神通力を手に入れる方法に興味を持って旅に出ますが、縁があったら白駒山にたどりつけるだろうという考え方が良い。ガチガチに思い詰めて努力するわけではなく最後は運に任せられる心持ちに遊びを感じます。私も見習いたい。最初に出会う歴史上の人物が義経で、きつねが親しくなるのは忠信という予想通りなのも気持ちよく読めました。次はどんな人が出てくるのかな?2020/07/29

やま

71
母キツネから独立した幼いキツネが、猟師に追われて逃げて行くうちに、敵である人間を知ることだと思い。人里に踏み入り、人を観察し、人の習慣を知り、その過程で人の言葉を覚える。途中で平家を討つ源義経に助けられながら。キツネは、人に化けることができる仙人がいる白駒山をめざして東に旅をする。🌿続く→2022/07/19

kaizen@名古屋de朝活読書会

70
義経と弁慶が出てくるが、主人公は狐。義経が頼朝に追われて逃げるのを手助けする狐。狐視点で武士のありさまを描く。時代ものがやや苦手な人にはよいかも。絵:高畠純2016/08/20

★Masako★

66
★★★+「賢く、そして愚かでもある人間のことが知りたい」人間に興味を持った若い狐は、白駒山の仙人の元で修行し、化身の術を覚え“白狐魔丸”の名をもらう。このシリーズは、白狐魔丸が「人間はなぜ殺し合うのか」その答えを見つける為に、時を旅するファンタジー。この1巻目は源平合戦の頃。兄・源頼朝に追われ落ちゆく義経一行と出会い、行動を共にすることになった白狐魔丸。何故武士は殺し合うのか?義経の家来・忠信に心を開き、彼の為にとった白狐魔丸の行動に胸が熱くなる。狐目線の人間探求、2作目以降も楽しみ♪【図書館本】2020/02/07

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