内容説明
舞川苑子は、一時、看護婦という仕事に自信をなくしたが、総合病院の救急部に再び勤務。殺傷、自殺未遂、交通事故、そして歯痛など、さまざまな患者の生と死の狭間で青春を燃やす。厳しい先輩看護婦の叱責に堪え、居丈高な医師の暴言にも堪え、夢中で仕事をこなしていく。「救急外来」の実態を赤裸々に描く、ドキュメンタリー小説。「看護婦物語」続編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RAKUSI
7
久しぶりに、著者の本を読みました。そしてやっぱり感動しました。2015/09/27
rakim
2
「ドキュメンタリー小説」という言葉に常々もっているハテナ感は、テンポの良い展開と病院現場の現実感とで、忘れて読みました。江川さん原作のドラマは知っていましたが、著作は初読。「看護婦物語」も読んでみようと思います。2011/06/13
mameshiba
2
主人公のすがすがしさ、まっすぐな所が読んでいて気持ちが良い。救急外来でのやるせなさはすごくよくわかります。2010/09/03
まさえ
1
内線で返事をしてから 来るまでに15分もかかった医師は、その15分の間なにをしてたんだろう…。。。すぐに駆け付けていたら助かったかもしれないのに。。。「早く医者を呼べ」と怒鳴られる看護師さんが(もちろん患者さんもそのご家族も)気の毒。2017/10/05
fukafkacraft
0
前半数頁のつかみが半端じゃない。まさに救急外来のドタバタぶりが見事に書かれている。恐るべき展開の早さ。無駄な描写がまったくない。2016/02/05