論語と私

著者名：金谷治

展望社（文京区）（2001/05発売）

• ISBN：9784885460791
• NDC分類：123.83

内容説明

論語と私とは、「論語」研究家として著名な著者が、研究生活を振り返りながら、より親しみやすい「論語」の世界へ導く。

目次

１　『論語』の注釈（山荘の国際交流―「鄭注論語」との出合い；生き生きした孔子―鄭玄の『論語』；『論語』の古注―何晏の『集解』　ほか）
２　論語私解―通説を疑う（孔子は聖人だろうか（子罕篇第６章）
孔子と仕官（子罕篇第１３章）
子路は佞者か（先進篇第２５章）　ほか）
３　論語雑文（楽しみて以て憂いを忘る；人の徒とともに；知るということ）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はちめ]

十数年ぶりの再読。論語が尽きない泉であるように、論語の良い解説書もまた再読時にも新鮮さが失われない。

2017/08/11

[k_samukawa]

現在の学問水準からすると、手法的にやや疑問を呈したくなるところもあるが、とにかく読ませる。思想史の重鎮が、その強みを発揮しつつ、楽しく筆を踊らせている様を想像させる、暖かみのある本。学問の奥深さと楽しさが同時に伝わってくる。

2013/06/07