ブルーバックス<br> プルトニウム 超ウラン元素の正体

個数:1
紙書籍版価格
¥968
  • 電子書籍
  • Reader

ブルーバックス
プルトニウム 超ウラン元素の正体

  • 著者名:友清裕昭【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 講談社(2014/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062570770

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

エネルギー資源に乏しい日本が、自主資源として期待をよせているプルトニウム。その本格的利用のための研究開発に対して、世界が厳しい目を向けている。プルトニウムは、優れた核燃料であると同時に、原子爆弾の材料であり、最悪の毒物でもあるからだ。この危険なプルトニウムの利用は止めようという世界の趨勢のなかで、日本政府はその本格的利用を目指しているという。その是非を判断するのは国民1人1人である。それならば、何よりもまず、この超ウラン元素の正体を、正確に知ることが先決であろう。(ブルーバックス・1995年7月刊)

目次

はじめに
目次
第1章 原子核研究とプルトニウム
第2章 原子炉とプルトニウム
第3章 核兵器とプルトニウム
第4章 日本の原子力開発とプルトニウム
第5章 世界の原子力利用とプルトニウム
あとがき
参考文献
さくいん

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

8
プルトニウムは日本の数少ないエネルギー資源の一つである.ただし,これを扱うためには多くの関門がある.もしもその制御に失敗してしまえば,その被害は本当に甚大なものになる.2011/04/17

ちくわん

4
ブルーバックスなので買った。アインシュタイン関連で読んでみた。科学として、原子力発電として、原爆としての歴史。第二次大戦後の原爆保有国同士の牽制と、技術転移による拡散。巻末のカレン・シルクウッド事件、自由の国アメリカ合衆国でこんなことがあったのか。そして、チェルノブイリ、東日本大震災での福島。E=mc2、偉大なる数式であるが、相対的にみると神にも悪魔にもなる。科学の怖さを知った。2017/12/10

hiron

0
中性子で核分裂する確率、吸収する確率などと基本の式が分かりやすかった。 プルトニウムは史上最も危険な物質とは言われているが、もう少し詳しく情報が欲しかった。 もんじゅへの期待など今読むと少し時代を感じる。最新情報を盛り込んでみてはどうか?2011/05/31

ゆきまさくん

0
20数年前の本だが、細かい点を除いては、今なお内容は色あせない。メインとなるプルトニウムの性質、人体への影響がわかりやすい。特にプルトニウムが期待される役割と、恐れるべき点は何か。そしてウランとプルトニウムの違いや接点は何か。プルトニウムの有する軍事的、政治的、社会的な価値とは何か。平和目的に使うべきか、軍事目的に使うべきかは、今日も議論される古くて新しい課題である。2019/04/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2288735
  • ご注意事項

最近チェックした商品