内容説明
人の世に安寧を願い神聖連合王国を統べる神皇帝アシュラウル。魔道と専制による大陸制覇に執念を燃やす、カイムジェサ帝国の獅子王ダリュワーズ。時は爆ぜ、大陸を二分する宿敵同士が命運を賭して雌雄を決する瞬間が迫る。大きく軋みをたてて動き始めた歴史の歯車。アシュラウルは獅子王の野望を砕くことができるのか!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
史
3
ガッチガチのファンタジー戦記。いきなり血と汗が流れる籠城戦から始まり、それでいて大戦の前に内部掌握から始まるという。なんとも壮大さと泥臭さ、腹黒さであろうか。そういう内側に目を向けた作品をずっと読みたいと思っていたら、なんとはるか昔にあってビックリだ。やっぱり本を探すのは難しく、それでいて楽しいことでございましょう。2022/10/16
チェリ
3
電子書籍で購入。物語の始まりは緩やかで、読書がすすまなかったのですが、3分の1を過ぎたあたりから止まらなくなりました。続巻も買います(文芸作品セールのときに全巻を。待ち遠しい)。2015/08/02
みのり
3
何回目か分からない位の再読。数年毎に読みたい衝動にかられる絶対手放せないシリーズ。神の養い子を主人公とした人間達の帝国からの独立をかけた戦い。ファンタジーで戦記物という最狭ジャンルの中で私的に一番の傑作だと思ってる。斉城さんにはもっと沢山書いてほしかったなぁ。2011/01/16
ちろた
0
銀英伝やアルスラーンなどが好きならぜひ読んでほしいシリーズ。というか、絶対読んだ方がいい!歴史ファンタジー且つ本格的な戦記物。読み応えはかなりあります。表紙絵も美しい。紙媒体のはもうなかなか出会えないんじゃないかな…。作者はお亡くなりになってます。