エレベーター・ミュージック・イン・ジャパン―日本のBGMの歴史

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エレベーター・ミュージック・イン・ジャパン―日本のBGMの歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 206p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784866470566
  • NDC分類 760.9
  • Cコード C0073

出版社内容情報

世界一の音楽消費国と言われるまでになった、

日本のBGMの歴史を総括!

名著『電子音楽 in Japan』…世界一の音楽消費国と言われるまでになった、

日本のBGMの歴史を総括!



名著『電子音楽 in Japan』の著者による、入魂のジャパニーズBGM史!



海外で生まれたBGMビジネスが、

日本にどのように持ち込まれ普及していったのか――。

その歴史をビジネス界のトレンド、ハードウエア史、著作権の変遷など、

さまざまな視点を絡めながら、今日に至るヒストリーを振り返る。



BGMとは?

バックグラウンド・ミュージックの略称。アメリカにおいて「ミューザック」、「エレベーター・ミュージック」と呼ばれていた公共空間への音楽配信サービスを、東洋音楽放送がこう名付けてセールスしたことから日本で定着。アメリカでは使われないが、ヨーロッパは日本と同じBGMで通じる。



アスリートたちが愛聴している定番BGMリスト、

SNS等で話題の西友ストアのBGMについて、

さらに、日本初のBGM年表も掲載!

田中雄二[タナカ ユウジ]
著・文・その他

内容説明

喫茶店や商店街で流れている音楽、BGM(バックグラウンド・ミュージック)は歌謡曲、アニソンと並ぶ日本人の音楽体験の原風景。しかしこれまで、その音楽を誰が選曲し、どのような経路を辿って我々の耳に届いていたのか、多くの人が気に留めることはなかった。BGMという産業が英米でどのように生まれ、50年代末に日本に持ち込まれたのか。そんな「日本のBGMの歴史」のはじまりから、近年の音楽療法、アパレルの店内音楽まで60年の歴史を総括する初の国産BGM歴史本。

目次

日本は世界一のBGM消費国
BGMビジネスはいかにして始まったか?
マネジメントの研究と音楽の効能
米ミューザックの誕生
「労働疲労曲線」とミューザックの理論
短期間でライブラリーを拡大
「戦場にもミューザックを」
米国に先駆けた英国のBGMビジネス誕生
ナチスのテープレコーダーの発明
「日本の著作権の父」フォルスター〔ほか〕

著者等紹介

田中雄二[タナカユウジ]
週刊誌副編集長、書籍編集者を経て、現在は広告制作会社の映像プロデューサー。大野松雄、TM NETWORKドキュメンタリーなどの構成のほか、執筆業も。CD復刻プロデュースほか、細野晴臣、坂本龍一、冨田勲追悼公演のパンフレットをはじめとする、オフィシャル出版物などにも寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

19
ふうっ、やっと読み終えました。帯の推薦文がカーネーションの直枝政広さんだし、表紙があの有名なジャケット写真だわ、細野晴臣さんブライアン・イーノも出てくるし、セイユーのBGM(ピーター・バラカンさん選曲)にもしっかり触れているし、ミューザック、ラウンジ、アンビエント等の気になる用語満載、何よりペンギンカフェオーケストラにもしっかりと割いてくれたのが嬉しいです。日本では作業の効率を上げるというアメリカ的な要素(そもそもダラダラやる米と違って日本人勤勉だっての)より消費促進やアメニティの為の音楽が主でした。満足2018/05/20

ふう

13
そんなに厚みはないけど情報量がとんでもなくて読むのに想像以上に時間がかかった。いわゆる”BGM”の歴史から用語から、おすすめアルバムの紹介から、とにかく盛りだくさん。読んだはいいけどまだ全然頭に入ってきてない感じ。つかここでもまた西友が出てきちゃって軽くブルーw2018/08/15

ganesha

4
喫茶店や商店街で流れているBGMの始まりから変遷、現在までをまとめた一冊。錦織圭がヌジャベスを聴いていることと熊退治のテープか印象に残った。2023/08/15

nobu23

4
日本におけるBGM音楽の普及に関する歴史をまとめた本。 最初は海外のBGM会社から音源を借りる形で始まり、徐々に独自の音楽や、既存のポップスのインストが作成されるなど興味深い。テープなど業務用のBGMの再生メディアの変遷も面白かった。2023/01/07

natsumi

4
ミューザック、環境音楽とも呼ばれるBGMの歴史を、ソフトとハードの両面から! もともとはポピュラー音楽のオルゴールアレンジも理に適ったというかエビデンスに基づく選曲だったのかもしれない……と思ったり。好きな曲をかける・聴く、という発想とはまた違った側面での、人の精神に作用する「音楽」そのものの需要の歴史でもある。研究・実証がインダストリアルに直結していたひと昔前の本気の近未来感。いかすわ……2022/07/09

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