内容説明
岡本かの子全集第3巻。本巻には「鶴は病みき」「混沌未分」につづき、強烈なナルシシズムに支えられた自己解析の代表作「母子叙情」を収める。ほか昭和11年12月~12年にかけて発表された小説9篇を所収。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinka
3
少女の夢想を抱えたまま大人になって小説を書いた人、というと私はまず森茉莉が思い浮かぶんだけれど、岡本かの子は少女の夢想を抱えたまま大人の愛欲や母の情愛やエゴまで抱え込んだ上で、生来の芸術家気質と情熱と、加えて思考と知性に裏打ちされた分析力まで動員して物を書いてるんだろうなあと。そんな曲芸じみたことが可能なのかって思うんだけど、少なくとも彼女の小説に関しては可能なんだなこれが。あまりに独特すぎて、シュールというか、異世界観まで漂う。ちょっと凄すぎて、今まで読んでなかったことを後悔しています。2016/08/27
はるにれ
0
深く小説の海に沈んでいける。いい作家さん。他にも読んでみたい。2010/11/02
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