内容説明
自然との和合の中で豊か暮らしを続けてきたアイヌたちが、和人とともにやってきた近代化の大波の中で翻弄されながらも、毅然として生き抜いていくさまを、親子3代の生活を通して描いた大河ロマン。伊藤整文学賞受賞作。本巻では明治という新しい時代の中で、政府の同化政策によって次第に追いつめられていく姿が語られる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
賢一
13
悪とは何なのか? 被害者は善なのか? 何もしない者には責任が無いのか? 人間は自分の境遇から逃れるためなら他者を犠牲にしていいのか? 自分の中に在る暴力をどう扱うのか?2026/08/15
エル
7
アイヌという文化がゆっくりと無くなっていく過程をまざまざと見せつけられる。日本人の手によって。奴隷のように使われ、騙され貧困に喘ぐアイヌたちは和人に同化するしか生きる術が無い。アイヌ文化を守りたいオコシップの怒りはすさまじい。片耳、片目を奪われてもなお和人に立ち向かう彼の最期はまさに壮絶だった。これでまだ下巻があるのが恐ろしい。これ以上なにがあるのか…2022/03/06
てじゃせ
0
★★★2026/05/31




