内容説明
心のひだをどう読むか。意識のフィルムは、どのようなプロセスで現実を現像するのだろうか。現実は、歴史も文化も性も親子関係も、もしかしたらわれわれが共有する共同の幻想ではないのだろうか。精神分析理論を自在に駆使するユニークな応用編のほか、創見にみちた基礎理論、二論文を併せて収録。
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目次
近親相姦のタブーの起源
マニアについて
ポルノグラフィについて
流行について
我発見被殴打的根本原因
サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』について
太宰治論序説
ユングの元型について
なぜヒトは動物園をつくるのか
自我構造の危機
子の心親知らず
『愛のコリーダ』判決に思う
忙しい人とひまな人
一期一会
守る
ものぐさ読書室
精神分析理論を求めて(フロイド理論の発展と批判 あるひとつの精神分析的人格理論)