内容説明
囚われの身ながら濤陽楼の風光に見惚れた宋江は、即興の一詩をそこに残すが、謀反人の烙印を押され、あわや刑死という寸前、晁蓋たち梁山泊の面々に救い出された。二丁斧を使う李逵や姦婦巧雲を成敗した楊雄も仲間に加わり、梁山泊の勢いは、日に日に旺となる。ここにその動きを警戒するのが、地元豪族の祝氏一族。ついに両者は激突し、悪戦苦闘の末、泊軍は勝利を収める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
67
白龍廟の仮の勢揃い、潘巧雲殺し、梁山泊vs祝家荘の攻防...名場面が続きます。あくまで風流な義人宗江、おっちょこちょい李逵、加速装置のような移動能力戴宗らが活躍し、女剣士や、おばさんまで出てくる怒濤の展開。やめられない止まらない!2019/04/17
優希
56
梁山泊の勢いが日に日に盛んになっていくように見えました。地元一族の祝氏一族は動きを警戒していましたが、遂に両者は戦いへと導かれますし。悪戦苦闘ながらの勝敗に納得がいってしまいます。2021/12/17
優希
43
梁山泊の勢いがどんどん熱を持っていくように見えました。動きを警戒していた祝氏一族。遂に戦いへと導かれていくのですね。悪戦苦闘ながらの勝敗には当然だろうと思わされました。2025/10/06
金吾
32
○梁山泊に好漢が次々と集まってきます。たまに仲間にいれるため非道なこともするので、宋江や呉用に不信を感じることもあります。祝家荘との戦いは読みごたえがありました。2023/03/08
akira
26
新水滸伝第3弾。 宋江と李逵の物語。そして大きくは祝家荘の戦い。展開は早いが読まされる。 宋江という人間の不思議。強いわけではなく頭が切れるわけでもない。それでも情にあつく皆を納得させる言葉を持つ。この男の行く末をできれば吉川談義でも読みたかった。 「かならず宋江の身に事が起る。悪くすれば官の罠に陥る」2017/06/10




