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内容説明
停学が明け、大河が学校に戻ってくる。折りしも世間はクリスマスの季節。クリスマス大好きという大河は、唐突にいい子バージョンに変身。一方、実乃梨は部活の試合でエラーをしたとかでふさぎこみ、竜児にもぎこちない態度を取るようになる。そんな中、新生徒会長・北村が、有志によるクリスマスパーティの企画を立ち上げる。竜児や大河、そして学園の公式美少女、亜美の参加もあり準備は盛り上がるが、実乃梨は相変わらず元気がなくて―。はたしてクリスマスパーティの行方は!?今回も目が離せない展開です!超弩級ラブコメ第7弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
83
クリスマスイブが近づく中、実乃梨が試合で大きなミスをして落ち込んでしまい、竜児は彼女をイブにデートに誘う機会を掴めずにいた。そんな中、イブに体育館でパーティーが開かれることになり、竜児は実乃梨を誘おうとするが…。サンタさんに良い子アピールをするため、亜美に気持ち悪がられる程大人しくなった大河が、言葉遣いに気を付ける様になる姿に笑ってしまった。「…高須、くん…」「おう」「…高須くん、高須くん…」「聞いてるよ」「高須くん…」「いるよ」のシーンで泣いてしまいました。ゆりちゃん(三十路・独身)を誰か貰ってあげて。2016/11/30
Yobata
38
狩野との一件で停学になった大河が戻ってくる。学校では生徒会長に北村が就任し、失恋大明神として活躍していたが、竜児と実乃梨の仲はなんとなくぎこちなくなってしまっていた。季節はクリスマス、サンタを信じるクリスマスが好きな大河は決して怒らない良い子に変身した。そして新生徒会長の北村が有志でクリスマスパーティを企画し竜児や大河,亜美も参加することになったが実乃梨が最後まで参加すると言わず…。クリスマス回来たねぇw関係が激変してしまった…。実乃梨の竜児に対する気持ち,大河の竜児に対する気持ち,そして実乃梨と大河の→2013/09/13
た〜
35
いよいよシリーズも佳境に突入。大河は自分の本心にようやく気づいて・・・。ところで前巻の殴りこみシーンみたいな激しい心理描写はアニメのような映像でも素晴らしい表現されるけど、今回のような繊細な場面は文章ならではだな。やっぱり2012/10/30
そのぼん
26
今回はクリスマスのパーティーがメインのお話でした。クリスマスツリーを準備しているのシーンでは、ドキッとする場面がありました。それぞれの恋にも何らかの変化がありそうで、続きが気になるところです。2013/09/29
豚山田
25
再読。Q:貴方にとって"とらドラ!"とは? A:「……竜児ぃぃぃぃぃーーーーーーっっっ!」です。…ということで本シリーズの、いやラノベ史に残る名シーンをガツーン! といただきました。本作の偉大な所は心理描写が実に緻密で、竜児や大河の気持ちを容易になぞられる部分にあり、故にこうした台詞にも熱い血が通うのだとつくづく思います。本当に有難う竹宮さん! 因みに、本シリーズにおけるもう一つの名台詞「なんだよタイガ~! めっちゃ優しいとこ(中略)、俺今ちょっとぼっ」(春田浩次)も何気に本書です。名著との出会いに感謝!2014/02/06