三国志(八)

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三国志(八)

  • 著者名:吉川英治【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061965409

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内容説明

曹真をはじめ多士済々の魏に対して、蜀は、玄徳の子劉禅が暗愚の上、重臣に人を得なかった。蜀の興廃は、ただ孔明の双肩にかかっている。おのが眼の黒いうちに、孔明は魏を叩きたかった。――かくて祁山の戦野は、敵味方五十万の大軍で埋まった。孔明、智略の限りを尽くせば、敵将司馬仲達にもまた練達の兵略あり。連戦七年。されど秋風悲し五丈原、孔明は星となって堕ちる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

160
三国志終焉の巻である。 英傑たちが 去った後の 諸葛孔明の孤軍奮闘ぶりが切々と 描かれる。 魏で台頭する 司馬懿仲達… 諸葛孔明と司馬懿仲達の 最後の闘い… そして 孔明没後の 三国の行方… 初読とは 一味違う 名作の味わいだった。2020/03/08

chiru

130
志を同じくする三人の若者が出会い“義兄弟”の契りを結んで始まった三国志も、ついに最終巻。人間味豊かな武将たちが大好き❕ 正義の人劉備、冷酷非道な時代の先駆者曹操、漢として完璧な関羽、最強武力を誇る張飛、先見の明に長けた荀彧、最後の一瞬まで名将であり続けた超雲、孔明の好敵手仲達、知勇兼備の周瑜、劉備のバックアップに徹した孤高の天才軍師孔明。そして先に逝く者の遺志を引き継ぐ新世代の勇将たち。三国志はわたしにとって、時代を超えて心に響く人生の教科書でした❕ みんなに漢泣きで手を振りたい❕ ありがとう❕ ★5↑↑2020/08/27

127
読み始めて約5か月、合間に違う本を読んでいたので時間がかりましたが最終巻まで読了出来ました。本作の吉川英治氏の三国志は孔明の死をもって終わりとなってしまうけど充分に楽しめました。いかな天才軍師孔明でも中原征服を成しえなかったのは蜀に人材の無さと天運が今一つ届かなかったことではないだろうか?と思いました。ここまで長いシリーズを飽きることなく読み進められたのは魅力的な登場人物達がいるとともに吉川英治氏の読ませる力が十二分にあるという事に尽きると思う。まるで自分が三国志の中にいるように読めて大変楽しめました。2021/09/09

優希

92
ついに最終巻です。蜀の運命が孔明にかかっていたということが重みを感じさせます。劉備、張飛、関羽も孔明の前では1志士にしか過ぎなかったのかもしれませんね。策略家でもあった孔明が最後は悲壮感に満ちているのに何と言うべきかです。三国志としての歴史の終焉を語る後日談があるのは興味の尽きないところです。2018/12/20

金吾

68
◎英雄叙事詩がついに終わってしまい寂寥感があります。孔明の北伐の飽くなき執念に感銘を受けると共に、孔明死後の蜀の衰退に始まり、魏呉の滅亡はそれぞれの建国の英雄たちを思うと少し悲しくなりました。子供の頃はこのような感想をもたなかったので自分が老いたことを認識しました。でも読んでいる間は至福の時を過ごしました。2021/02/16

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