光文社文庫 真田十勇士 〈巻の一〉 - 長編時代小説

著者名：笹沢左保

光文社（2014/01発売）

• ISBN：9784334708818
• NDC分類：913.6

内容説明

時は慶長十六年、豊臣家の滅亡を謀る徳川家康は、九度山に隠遁する真田幸村に警戒を怠らなかった。猿飛佐助は幸村の命を受けひそかに旅立った。来るべき戦いに備えて、諸国を回り十人の勇士を探すため。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[GaGa]

時代小説の題材で、里見八犬伝と並んで好きなものが真田十勇士。なんせ八犬伝より二人キャラクターが多いわけですから、より個性が楽しめる。本作はどうやら、かなり娯楽色が強いようで、宮本武蔵の登場や、明智光秀生存説も取り入れるなど、サービス精神旺盛。この巻の一では、まだ猿飛佐助が諸国を行脚し仲間を集うところからのはじまり。全五巻、楽しめそうだ。

2011/01/04

[Yoko]

いろいろあって迷いましたが選んだのは笹沢版。ちょっと古いけど全く気にならない。猿飛佐助が主命を受け大望を果たすために仲間を集めながら旅をする。ん？これRPGですね、うふ♪まだ旅は始まったばかり。虚実織り交ぜたエンタメに期待は高まります。

2016/04/04

[【すとちゃん】]

「尾行されているのではないか――。」という書き出しから一気に緊張感は高まる。九度山に隠遁する真田幸村から「一騎当千の豪傑を集めよ」との密命を受け、諸国漫遊の旅に出かける猿飛佐助。物語は彼が刺客に襲われる場面から始まる。昔ハマッたＲＰＧ―仲間を集めて敵に立ち向かう―のような設定を思い出させるように話しは進む。佐助は十勇士を集めてラスボスとも言える家康を倒すことが出来るのか？それとも……。歴史好きならご存知の光秀生存説など虚実を交え、佐助の旅は始まったばかり。

2009/10/31

[忍者千乗りの門戸開放]

別管理していた読了リストより転記