光文社文庫<br> やっとかめ探偵団 - 長編ユーモア推理小説

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光文社文庫
やっとかめ探偵団 - 長編ユーモア推理小説

  • 著者名:清水義範
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2014/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334707330
  • NDC分類:913.6

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内容説明

名古屋で駄菓子屋「ことぶき屋」を営む波川まつ尾(74歳)。さっぱりとした性格と頭のよさを慕って、連日婆チャンたちが訪れ、名古屋弁の花が咲く。ある日、近所の寝たきり爺さんが何者かに殺された!? 大変だぎゃあ! まつ尾を中心に婆チャンたちは情報収集へ……。 やっとかめ探偵団シリーズ第一弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mr.lupin

68
名古屋弁全開でどえりゃ~面白かった(笑) 「ことぶき屋」のまつ尾婆ちゃんが、「ことぶき屋」に集うイロンナ婆ちゃん達から情報を収集して事件を解決へ導く話。まつ尾婆ちゃんの推理力はお見事。事件解決もさることながら名古屋弁が際立った感じかな。 名古屋弁に浸りたい方にはお薦めの1冊です。 ☆☆☆★★2018/01/22

kozy758

11
まさに名古屋弁の聖典だ。あまり話されなくなった名古屋弁で大切にしておくべき本だ。名古屋弁を話す地域に住んでいるが、わからない方言も多数あった。まつ尾婆ちゃんは愛嬌ある、かつ頭脳明晰な人である。登場人物もみな根は優しい。いろいろな意外な事件が起きて不興味深い推理小説である。その事件も人情味ある事情がある。好感度である。例によって犯人を当てることはできなかった。女性が下手人かもしれないと思った程度である。私の住んでる地名もでてきてうれしい。2019/01/14

tetuneco

10
スムーズに読めるようになるのに時間がかかった。2015/07/04

こまったまこ

10
面白かったです。オール名古屋弁(若干一名東京弁)のお婆ちゃん探偵が活躍するお話です。最初は名古屋弁が分からず戸惑いましたが段々慣れてきて面白くなりました。主人公のまつ尾婆ちゃんが人柄の良い頭の回転も速い人で好感が持てます。彼女の気さくな人柄に惹かれて彼女の営むお菓子屋さんに訪れる人が多数。その人たちとの交流も良かったです。特に東京弁の刑事とお婆ちゃんの場面が好きでした。仲間のお婆ちゃんたちも個性的な人ばかりで読んでいて楽しかったです。続きが楽しみです。めっちゃんこって名古屋弁なんですね。2015/01/26

あつ子🐈‍⬛

7
再読。名古屋版ミス・マープルです(!)これ大好き…そも「やっとかめ」て何語だろう?て思ったそこのあなた。私も名古屋に来たばかりの頃は、言葉も食文化もはたまたそれらを異様なまでに誇らしく思う民らにもはてなマークだらけでした(失礼な)。本書はクスッとできて、たまにぷぷッと吹き出したりして何とラストはほろりと。こんなすてきなおばあちゃんが側にいてくれたら、きっと人生はそんなに怖くない。

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