内容説明
新選組副長、土方歳三を描いた司馬遼太郎の代表作が、ついに電子書籍で登場。無類の面白さが貴方を待ち受ける。これぞ小説だ!
不世出の小説家、司馬遼太郎さんには幕末に材を求めた作品がいくつもあります。そのなかで『竜馬がゆく』とともに特別な支持を集めてきたのがこの『燃えよ剣』。武州から出てきた土くさい田舎剣士、土方歳三。天然理心流四代目の剣豪、近藤勇と出会ったとき、歳三の人生、そして幕末史は回転し始める。近藤局長、土方副長の体制で本格始動した京都守護職配下の新選組。沖田総司、永倉新八、斎藤一ら凄腕の剣客が京都の街を震撼させる。池田屋事件などを経て、新選組とともに歳三の名もあがっていくが――。激動する時代のさなかで剣のみを信じ、史上類例を見ない強力な軍事組織をつくりあげた男の生涯を、練達の筆で熱く描きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
つみれ
39
【再読】創作も多分に含まれるとはいえ、私にとってこれ以上の幕末ものはないという気がする。まず名言が多すぎて油断しているといつの間にか大量の付箋を貼ることになってしまうし、何よりキャラクターの造形がすばらしい。とりわけ近藤・土方・沖田の主要メンバーのキャラクターが完成されすぎていて、本作が後世に与えた影響の大きさを思うと胸が震える思いである。上巻は油小路直前まで。このあたりから物語はどこか新選組の終わりを予感させはじめる。この悲壮感がまたたまらなくよいのである。2018/08/31
Die-Go
21
司馬遼太郎本の中で最も好きな本。文庫版を持っているが敢えてハードカバー版も。上巻はまだ序章でしかない。おゆきとのであいが全てを狂わせるのではなく、整えていくのだろう。★★★★★2015/11/19
ハッチ
21
★★★★★初めての司馬遼太郎さん。読書芸人でオススメされていたので読んだ。この前読んだ「土方歳三」とほぼ同じ。というかこちらが雛型であろう。昔の本であるのに関わらず、現代口語で読みやすい。下巻に突入です!2015/09/09
さお
19
読了。2016/03/28
読書ボーイ
15
新選組結成前夜から京での活躍をスピーディに読めた。 沖田総司と土方歳三の漫才のような掛け合いが面白い小説。 昔の大河ドラマ「新選組!」を思い出しながら読んだ。2015/09/02
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