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内容説明
ニュールンベルク国際軍事裁判とともに歴史上前例のない戦争犯罪人を裁く極東国際軍事裁判は、戦争に敗れた日本人に何を問うたか。昭和二十一年五月三日の開廷以来二年半余、三百七十回に及ぶ公判で「平和、人道、戦争に対する罪」の名のもとに、満州事変から太平洋戦争に至る“侵略”の事実を問い、七人の絞首刑を含む二十五人全員に有罪を宣した東京裁判の全容を、厖大な公判速記録、公刊資料、関係諸国・内外関係者の取材から解明する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飯田健雄
39
メルボルンの日本人補習校にあったので読んだ。マッカーサーがフィリピンを脱出した時、対日反攻の司令部になったのがメルボルン、1980年代には東京銀行のオーストラリア支店となっていた。東京裁判では、シドニー・ウェッブが裁判長、彼は、ブリスベーンの判事だった。そこで、わたしも、当時、ブリスベーンのシドニー・ウェッブ宅を訪れた事もある。司令部はメルボルンからブリスベーンに移るが、この時、マッカーサーは、彼に会ったと思う。皆が、田舎者の判事がなぜ、極東裁判の判事に?マッカーサーが彼を推挙したのが、私の憶測です。2017/05/05
fseigojp
16
ラスト・エンペラーを見たあとの復習 そして 日本の一番長い日リメイクを見るまえの予習 事後立法とか、司法取引とかは、いまだに納得がいかないが 国策捜査と同一趣旨だったのだろう つまり洗脳、一罰百戒2015/08/28
こまったまこ
11
非常に分かりやすい。濃密なドラマを見ているよう。東京裁判を検証する内容かと思って手に取ったが、物語風だったので驚いた。マッカーサーが厚木飛行場に降りたところから始まり、東条、木戸、重光、キーナン、清瀬、ウェッブなどあらゆるところにカメラが回り、それぞれのドラマが展開されかなり面白い。ただ最初は本当にこんなこと言ったのか?と創作部分にかなり戸惑った。しかし各個人の思惑や状況がかなり詳細に描かれており、また日記からの引用もあり、かなり興味深い内容だった。益々この裁判が茶番であったことが分かり腹立たしいが。2015/09/06
ぴー
10
東京裁判の詳細がよく分かる内容だった。裁判に関係する人の心情や人柄がおもしろい。2023/03/08
ごん
5
同じ著者の「太平洋戦争」に続いて読んでます。昔読んだことがあるのか思いだせませんが、引き続き下巻を読んでいきます。2023/08/14
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