中公新書<br> 東京裁判〈下〉

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中公新書
東京裁判〈下〉

  • 著者名:児島襄【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 中央公論新社(2013/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121002488

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内容説明

極東国際軍事裁判は、毎回波乱をきわめた。苛烈な検事側立証に続き、本巻は一般、満州、中国、ソ連、三国同盟、太平洋戦争と六段階に分けた弁護団の反証に入り、 最大の問題点天皇の不起訴を決めて立証合戦は終った。二十三年十一月十二日、二十五人全員有罪という 「ニュールンベルク」以上の苛酷な判決で歴史的な大裁判の幕は閉じた。勝者が敗者を裁いた東京裁判とはいったい何であったのか。太平洋戦争とともに日本を考え直す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぴー

28
東京裁判(上)を読んでから、少し時間が過ぎたが(下)巻も読み終えた。主に南京事件〜刑の執行までが書かれており、裁判全体の流れも理解しやすかった。ただ、東京裁判の意義とは?にはあまり触れられていないように感じた。個人的には、勝者が敗者を裁く場、天皇制の存続のための場という感想である。広田弘毅の判決には、現在でも評価が色々あると思う。現在の東京裁判の歴史的評価が気になってしまう一冊でした。2024/09/23

fseigojp

17
いよいよ弁護団の反撃のはじまり デスバイハンギングなるも全員無罪をとったパル判事意見書は、絶対知るべきだと痛感2015/09/03

こまったまこ

15
下巻は上巻以上に夢中になって読んだ。弁護団の反撃から判決、そしてdeath by hangingまで。判決に関しては求刑の急先鋒だったキーナン検事もバカげた判決と不満を表しているし、他の判事や裁判長までもが最も重くて終身刑と主張している。軍人の場合、虐待は別として、職務に忠実であったというだけで犯罪人とみなすのはおかしい、最高責任者が免責なのだから他の者は終身刑以下でないとおかしい、などの見解が興味深い。2冊を通して東条英機に対する印象が変わった。また重光葵と鈴木貞一の日記がとても印象的だった。2015/09/09

モリータ

8
上下ともざっと読む。古典的な本であるだけに、読んでないのが気になっていたのだが、これだけでは足りないなぁとも。2017/09/10

ごん

7
東京裁判自体は勝者が敗者を裁く政治的な裁判ですが、サンフランシスコ平和条約とともに戦後日本の出発点のひとつなのは間違いないのでしょう。別に連合国が正義というわけではないのですが、戦勝国の裁判による戦犯に戦争の責任を押し付けて、日本が敗北必至の戦争に何故突入したのかという総括が自らの手でおこなわなかったことが現在に至るまで影響している気がします。そう言えば今日は終戦記念日ですね。 2023/08/15

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