内容説明
絶世の美女と四人の男、彼らは弓削の道鏡の遺宝を求め、栃木の下野薬師寺跡で実に意外な物を発掘した。だがそれを機に美女の別の顔が浮かび上がってきた。果たしてその正体は?そして彼女の真の狙いとは?鬼才が放つ伝奇推理巨編、その驚くべきクライマックス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カムイ
28
2008.9 読了 下巻から政治が絡んできたが……時間を返せ❗2020/03/29
おぎにゃん
12
さすがは半村良。やってくれました…スケベだけど、優しさと男気の溢れる男たちが、彼らの愛してやまない「女神」を護るため、権力を敵に回して奮闘する姿のカッコ良いこと!男の理想とも言える姿である…また、一見あっさり、その実リアルで見事な幕切れには、大いなる無情と一片の安らぎを覚え…下巻半ばで発見された「お宝」が示す、我が国の未来像にはゾッとした。「伝説シリーズ」最終作にふさわしい傑作である。2014/05/12