内容説明
甲越決戦! 武田と上杉の角逐は際限がない。その隙を縫うようにして、西では織田信長がみるみる抬頭した。天下は信長の掌中に落ちる可能性大である。その情勢に業をにやしたか、武田信玄は大規模な西上戦を開始したが、途次、あえなく他界する。宿敵を失った謙信は自ら平天下の西上を決意するが……。〈全三冊〉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大阪魂
41
上杉謙信シリーズ第3弾!これまで読んだ信長天下統一のお話の中では、浅井・朝倉倒し、信玄病没はさんで、大阪一向一揆、勝頼倒したらあとは毛利、って感じやったんやけど、実際、信玄病没後の最大の敵は能登、北加賀まで勢力のばした謙信やったんやね!人の和を重視した謙信、信長の残虐さに震えた一揆さえも味方につけて、加賀で数倍の織田軍をたたき、もうちょっとで信長と決戦ってとこまでいって突然病没…ほんま信長ってどんだけラッキーやったんやろ…生死にもたんたんって感じやった名君・謙信、こんな人生やったんやなあって勉強なったー2022/04/01
まさ
2
武田信玄と上杉謙信を続けて読んだが、私は謙信派ですわ。しかしホント、信長は運がいいと感じました。2013/02/25
BIN
2
謙信が死ぬところまで書いてあるなんて長編小説としては珍しいかなと思います。また比較的軽く流されているイメージがある能登制圧戦についてもしっかり書かれているのは好印象です。全体的に平均的で盛り上がりに欠けるのがもったいないところかな。2012/02/03
ナジィ
1
頑張って読みました。謙信、信玄、氏康の3人で足を引っ張りあってたんやね。その間にするするっと信長が天下取ってたんやな〜。2017/01/04