内容説明
戦国の動乱を乗り切る武将の経略には現代社会の経営に共通するイズムがある。熾烈を極める戦争と弱肉強食の苛酷な世界を彼らはどう生き抜いたか? では、著者が初の歴史小説として渾身の力で描く、時代の寵児上杉謙信の、真摯・激烈な生涯をのぞいてみよう。時は天文五年(一五三六)の暮れ……。〈全三冊〉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大阪魂
39
咲村さん初読み。謙信て信玄のライバルやけど信玄に塩おくったりむちゃ義理堅い、戦国時代のナイスガイって覚えてたんやけど、細かいことぜんぜん知らんかったから、この本でがっつり勉強させてもらおおもてん!守護代・為景の次男で生まれ、兄晴景に代わって国主に。そこから信玄の北信攻めに優勢で対抗しつつ、京都にのぼって天皇とか将軍、一向門主と仲良ぉしたりして天下平定の布石!とおもたらうつになって国ほりだして比叡山に逃げ込むとかなかなかすごい人生!居城・春日山城の場所もはじめて知った!次は地、信玄との闘い、徳との恋楽しみ!2022/03/24
BIN
2
謙信の父長尾為景が死ぬところから景虎が家出して帰ってくるところまで。主人公の景虎は結構勘に頼って戦をしている天才肌の武人。生涯不犯で有名ですが、この謙信は結構女好き?鬱病が原因で出家したりととなかなか不安定な人物。あと、人名に関して途中からいきなり変わる。宇佐美定満が定行になったり、武田晴信が早い時期から信玄になったりとするのであまり気にしない方が良い。2012/01/29
ナジィ
1
よく知らない人物だけに勉強になるが、今はまだ頑張って読む感じ。後半に期待。2016/12/24