内容説明
「探してくれ、熊のぬいぐるみを! なかに爆弾がかくされている」21歳の女子大生野木由子は、アパートで爆死した友人中原の遺言で、爆弾入りのテディ・ベアの行方を追う。熊を手にした少女は変質者に殺され、次に手にした主婦の浜本静枝は、日頃冷酷な夫の仕打ちに耐えかねて、5歳の娘を残して自殺を……。かわいらしい熊のぬいぐるみは、由子をあざ笑うかのように、それを手にした人々に不幸をもたらしていく。ユーモアとペーソスあふれる長編サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
達ちゃん
25
テディベアのぬいぐるみが巻き起こす大騒動。下巻へ。2020/04/22
ゆぽんぬ
5
タイトルに惹かれて。爆弾の仕掛けられたテディベアを巡ったサスペンス。け、ど。そういえば私、赤川次郎さん苦手でした……。2020/11/20
市太郎
3
赤川次郎は面白いと思う。
詩界 -うたか-
2
#読了 テディベア。アパートのほんの隙間から見えたテディベアを、少女は盗ってしまう。盗まれたことに気づいた中原は取り返そうと慌てたあまりに自分が作った爆弾に巻き込まれ死んでしまう。中原に由子は「テディベアに爆弾があるから取り戻してくれ」と伝言を残し息絶えてしまい……テディベアの行方は?そして沢山の人の手に渡り、物語を広げていく上巻でした! 薄いのに読み応えあって、楽しいです。2019/09/18
hina
1
『一切から自由になって、自分自身で、自分のことを決める勇気が出て来た』2018/09/29




