内容説明
叔母の周りの人々が次々と殺されていく……しかも、その土地が松尾芭蕉の『おくのほそ道』に由来している。麻佐子は、5年前、叔父と二人で旅した“おくのほそ道”と連続殺人の謎を解こうとして、やがて犯人と覚しき男を知る。しかし、その男もまた、殺されてしまうのだった。それでは真犯人はいったい……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
33
叔母の周りで次々と人が無くなって行きます。それが伯父と旅した『奥のほそ道』ルートに関係していると考えた麻佐子は、真実を求めて行動します。そして遂に、犯人と思われる人物にたどり着きます。しかし、その人物も死体となって発見されます。前半で語れた思い出や各々の話が布石になっており、一気に繋がってきます。犯人にたどり着く終盤の盛り上がりは、流石松本清張氏だと唸らされました。なんとも悲しい終わりですが、最後まで松本清張氏らしくない作品だと思いました。2014/07/28
ひまわり
6
悲しい結末でした。一人の男のせいで…。2018/05/23
別所 吠二郎
0
そうか、さぞ辛かったろうに。ほかの選択肢はなかったのだろうか。清張作品らしからぬ印象。2013/12/02
いっちゃん
0
悲しい結末でした。2011/07/15
ももみん
0
後のトラベルミステリーの原点感、ありあり!2021/05/02