内容説明
うっかり神保町で「失われた時を求めて」ちくま文庫版全10巻セットを買ってしまった。せっかく買ったので毎日読んでいる。せっかく読んでいるのにで、読みながら毎日ものを書くことにした。読書と、生活と、脱線の記録。いつもリュックにプルースト。毎日読んで、毎日書く。それだけを決めて、ほとんどプルーストではない本ばかり引用し、役にも立たなければ、読んだ端から忘れていくので物知りにもならない、ただ嬉しさだけがある読書日記。
著者等紹介
柿内正午[カキナイショウゴ]
会社員。プルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、「家」の別のやり方を模索するZINE『ZINE アカミミ』などを制作。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
こーた
247
正月から読みはじめて、さいしょは愉しくてモリモリ読んで、日付が追いついてからしばらくは毎日一日分を読みながら併走して、気づいたらいつの間にか追い越していて、でも二年くらい前の日記だから追い越すというのはおかしくて、その後もまあ一年くらい掛けて読むかなとおもいながら毎日少しずつ読んで、でもさいごのほうは作者のプルーストを読むペースに併せるかのようにぼくもペースも上げて残り百頁くらいは一気に読みおえられた。ぼくはプルーストを読んだことがないけれど、そもそもこの日記自体、あまりプルーストの話はしていなくて、⇒2021/06/06
れもん
32
図書館本。プルーストの「失われた時を求めて」を毎日少しずつ読み、さらに別の本も同時進行で読みながら、感じたことや考えたこと、日常的なことなどを書いた日記だった。他人の日記って、やっぱり面白い。大好き。幅広いジャンルで本を読まれていて、そして本に影響されたりされなかったりする内容の日記は、とっても興味深いものだった。2025/07/28
tom
24
プルーストを読んでるとき、文学界かな?でプルースト特集があり(ちょっと面白かった)、その中で著者と保坂和志という人の対談が載っていた。そうして、この本のことを知り借りてきた。冒頭近くで著者が「すべての見えない光」と「ストーナー」に触れていて、私も好きな小説だったから、著者のコメント本を読んでみたいと思った。以来、4か月、借り続けて、ようやく最後のページまでめくった。読んだのは五分の一くらいか。自分の思想を語る部分が多くて、私の歳になると疲れる。それほどに語りたいものがあるのかという驚きも多々。2023/01/21
OHNO Hiroshi
7
そもそもなぜ、古い 井上 究一郎 訳で読まれたのであろうか。最近の吉川 一義や高遠 弘美 の翻訳で読んでみると、まるで違う作品だと思うのだろうか。原書で読めたらいいけど、。2021/08/05
頭痛い子
5
p130.あたりで挫折!読むとクッサクッサしてきて、途中何度かメルカリに出品した。誰か買ってくれたら諦めつくなーって。結果、半月以上も買い手が現れなかったためブックオフに持ち込みました。以上。2023/08/18




