感想・レビュー
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さすらいのアリクイ
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阪神淡路大震災を神戸で経験した当時美大生だった著者による震災当時の周囲、街の状況と生まれ育った街、長田のことを文章と絵で記録した本。時々この本の存在を思い出して眺めています。震災の記録。大学の試験を受けるために神戸を離れ、再び神戸に戻ってきたときの気持ち。震災ボランティアで出会ったおじいちゃんおばあちゃんたちのことなど。文章や絵、状況の説明が大学生のものとは思えない。落ち着いた印象。しかし物事や人物を素直に捉えてみつめる感じは若いひとのもの。そして育った、長田の街の細かく愛着を感じる解説。大切な記録の本。2017/04/15
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